アルバムにアップするフォトを探すうちに、昔のほんの短い期間のことをふと思い出しました。自分のなかでは、全く蘇ることのない記憶が突然湧いてきて、そうそうこれが黒の原点だワ!っとひとりで盛り上がりました。
脚を中心にした女創を見ていただくのに、出来るだけ脚以外に視線や気が向かないようにと派手な装飾はせずに衣装も黒を基調としたものを選んでいるとお伝えしていました。しかしそれは脚をきれいに見せる基本であることがわかっている潜在意識がしていることに気がつきました。
ここから先はわたしと同世代のかた向けです。お若いかたには退屈です。もっともお若いかたはいらっしゃらないでしょうが懐メロのようなお話になります。
今回のフォトを見ていると、どこかで見たことあるよなっと妙に懐かしくなりました。
モンローの通風孔の風で捲れ上がるスカートから覗く脚に魅了されて彼女に夢中になったことから洋画雑誌を購読することになるのですが、それは洋画ファンになると同時に女優さんたちの、きれいな脚探しも始まります。
モンローの画像のスクラップは当然ですが、脚とヒールの写った画像も沢山集めました。
その中にフォトのような画像があったのです。黒いドレスに黒いヒール。黒の始まり。
今思うと来る日も来る日もその写真を眺め慰め、結果的にその映像が心の奥底に染みついたのでしょう。
染みついているのは立ち姿も同じですが、そちらのほうは普段から意識的です。
知らずしらずに黒を選ぶのは、子供心でも気がついた美しさがあるからだと思います。
その黒の原点となった女優さんはシドニー・R。映画女優とすれば短命で、わたしの記憶とともにあっという間に消え去りました。
映画女優からすぐにポルノデビュー。よくある転落(身)ですが、その美貌と肢体はフランスポルノ誌リ〇イの表紙を飾ったほどです。
こちらも黒ですね。とっても脚が強調されています。表紙でもポルノ誌にしては珍しい着衣カットです。